巻き爪・ひょう疽

巻き爪は、爪の両脇が強く湾曲してしまう爪の疾患です。

爪が皮膚に食い込み始めると、爪の周りが赤く腫れ、炎症を起こします。この症状を「ひょう疽」といい、「爪周囲炎」とも呼ばれます。足の親指の爪に最も起こりやすく、化膿し始めると痛みもひどくなり、靴が履けなくなったり、また歩行が困難になるケースもあります。

症状が軽い場合は、塩、またはベーキングソーダ(重曹)をいれたぬるま湯に10分程足をつけて洗い、よく乾かした後に抗菌の軟膏を使用してみると良いでしょう。ただし、赤みや痛みが増し、膿が出てきた場合は、足病医の診断を受けることをおすすめします。また、慢性の巻き爪・ひょう疽をお持ちの方は、長年の炎症が原因で爪の横に「肉芽腫」という腫瘍ができてしまう場合が多く、腫瘍の除去が必要になります。

当クリニックでは、短期で治療が可能な「フェノール法」を取り入れています。クリニック内で行える手術で、術後も整形用医療サンダルを履いて歩いて家に帰ることができ、翌日からはシャワーを浴びていただいても結構です。2~3週間ほどで傷も治り、縫わない手術のため抜糸の必要もありません。アメリカでは、このフェノール法での巻き爪治療が主流で、ドイツ式のVHOワイヤー法はあまり見かけません。ワイヤー法は、針金を爪の脇に挿入し、1年~1年半という長期にかけて巻き爪を矯正していきます。痛みがなく治療できるのが良点ですが、フェノール法と比べて完治までに時間がかかることと、治療費がかさんでしまうことが難点です。

 

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巻き爪の主な原因として、「間違った爪の切り方」が挙げられます。正しい爪切りのポイントは、深爪にせず、真っ直ぐ横に一番伸びている部分のみを切るようにし、爪の両端は斜めに切らないようにすることです。また、爪を引き抜いたりすることもさけましょう。

 

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